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2010-04-25

インド ラジャスタン 編 (ジャイプル)


バスが走り出して1時間ぐらい経っただろうか、

バスの男が切符の確認で前から廻り始めていた。

(切符、出さなきゃ。。)

ん、 バスが急に止められた。

無賃乗車だったのだろう、バスの男は怒鳴っていた。

子供とお父さんはバスを降ろされた。

バスが走り、俺は振り返って降ろされた親子を眺めた。

ギュって子供がお父さんの手を握っていた。

砂煙がたち親子の姿はすぐに見えなくなった。

景色も殺風景な荒野のようになってきた。

(砂漠が近くなってきたな。。)

窓から入る風は熱風になってきた。

移動はもう汗だくである。

(あ、 ラクダだ!!!)

バスから野良だろうか、荒野をラクダが歩いている。

バスは砂埃をたて走り、

ラジャスタン州の州都、ジャイプルという町に着いた。

通称、ピンクシティと言われる町、ジャイプル。

本当にピンクなのだろか。。

早速、町のシンボルの風の宮殿を見に行った。

それにしても暑い、アイスクリーム屋が目立つ。

(ん? コップで。。何食べてるんだろう?!)

インド人に聞いてみると、「ああ、これはミルクセーキだよ!美味しいよ!!」
P3122737.jpg

(あぁ、子供の頃よく食べたなぁ。。)

値段を聞いてみるとたったの10ルピー(20円)だ。

食べてみると、「懐かしい?!!そしてうま?い!!」

アイス屋を見てコップが置いてあればミルクセーキが食べれるのだ。

歩いていると目につく、

この町では白い石をノミで削って像を作る伝統があるようだ。

子供までノミで作業をしていた。
画像 1312

ん、今度はラッシー屋か、(やけに繁盛してるなぁ。。)

あ!!

ラッシーの上にソフトクリームがのってる!!!

イチゴのソースもかかっててピーナツやらドライフルーツまでトッピングされている。
画像 1317

(う!うまそう?!!)

しかもたったの17ルピー(35円)

もちろん!そこのラッシーは今までのラッシーで1番美味しかった。

風の宮殿は思ったより遠くてかなり疲れた。
P3122734.jpg

そして暑い、飲み物無しではいられなくなってきてる。


翌日、リクシャを走らせ町を一望できる崖を登った。

(なんだこりゃ、全然ピンクじゃない!!)
画像 1323

まぁ景色は良かったが期待外れだった。

ピンクシティはちょっとだけピンクだった。

ラジャスタン州ではタンドリーチキンが有名らしく、

ジャイプルでタンドリーチキンの有名店はたくさんあった。

ハーフチキンで200ルピー(400円)ぐらいで、ちょっと高級である。

せっかくだからと、俺達は贅沢にタンドリーチキンを食べた。

緑のソースにチキンを付け、ナンを食べた。

(肉っていいよなぁ。。)
P3112689.jpg

かなり美味しかった。

インドにいると肉は食べれない所もたくさんあるのだ。

ジャイプルは食べ物の思い出ばかりだった。

西に西に明日流れていく。
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2010-04-25

インド アーグラー編 (タージマハール編)


「荷物が無いわ!!」 1人のインド人女性が騒ぎ出した。

周りのインド人(探すのは男)が探し出しても見付からない。

(そういや、さっきまでいた奴等。。)

インドの列車が出発する前はいつも人がごった返す。

自分の荷物をちゃんと管理してないと、こうなるのだ。

2時間が経ってもその女性は探し続け、終いには泣いていた。

その夜、インドも暑くなってきたものの、列車の中は寒いくらいであった。

翌朝、その女性を見ると。

あ。。 

一緒に探していた男の1人と抱き合って寝ていた。

(ふふっ、その男がとんだお荷物にならなければいいよねー)

少し笑える出来事だった。

列車は2時間遅れてアーグラーに到着した。

アーグラーの町は小さな町でタージマハ?ルの目の前に広がっていた。

どの宿の屋上からもタージマハールが見えるのだ。

直ぐにチェックインを済まし、早速、タージマハールに歩いて向かった。

それは近く10分もかからない距離にあった。

南門からくぐり入ると目の前に広がるタージマハールが山のように見えた。
画像 1268

(す、凄い、迫力だ!!)

インドの象徴と呼ぶに相応しい。
P3092586.jpg

最近は白さが薄くなり黄色くなってきてるなんて噂なんて吹き飛ばした。

白のインパクトは後ろに見える空の青さとマッチしていた。

タージマハール近くで見てみると建物に花の絵があったりアラビア文字が書いてある。
画像 1266

(へぇー知らなかった。。)
画像 1267

四方どこから見ても同じタージマハールであった。

タージマハールからリクシャに乗り俺達はアーフラー城に向かった。

アーグラー城は赤茶色な味のある城で中庭に綺麗な芝生があり昼寝をした。
画像 1269

(うーん! 気持ちいい!!  こんな芝生久し振りだ?)

道を掃いている人が休憩だろう、ひと座りしている。

あ!!  リスにビスケットをあげていた。

そのインド人がビスケットをくれた。

リスは警戒心もなく俺があげるビスケットを食べた。
P3092658.jpg

とても城の中の世界とは思えない世界だった。

入場料が高くなければ、毎日でも来たい城だった。

移動を始めたらとことん流れる。

1日で観光も終わり、

俺達はラジャスタン州、インドの西の果て砂漠のラジャスタンを目指した。

もう夏が、

とうとう灼熱のインドになってきていた。

画像 1294 アーグラー城で遊んでいた子供達

P3092611.jpg インド人観光客に混ざって記念撮影。

2010-04-25

インド バラナシ 最終章 (ホーリー祭り編)

みっちゃん「なべちゃん、俺弾けたいよ?ホーリーで弾けようよ?なべちゃん?」

俺「お、おーそうだなー」

もちろんホーリー(水掛け祭り)は楽しみではあったが、不安もあった。

投げてきた水風船の中に石が入ってたりする噂があったり、

宿によっては外に出してもらえないらしい。

インド人はホーリーの時はバングラッシー(マリファナが入ってるヨーグルトジュース)

を飲んで祭りを楽しむらしい。

危険だから宿は出してくれないのだ。

だからせいぜい観光客は安全な屋上から戦うくらいなのだ。

しかし、実際のホーリーはどういった祭りなのだろうか。。

(うーん、、外に出てみたい。。!)

町を歩いていると店頭に水鉄砲が並んでる店がやけに目に付いた。

みっちゃん「買おっかな?なべちゃんも買おうよ?」

俺達が水鉄砲を選んでいると、

店のおっちゃんが自慢げに水鉄砲に水を入れ道路に向かって発射した。

あ!! その発射された水はたまたま通りかかったリクシャの客にHITした。

凄い距離と威力というか。。

関係ない人に全快に水かけといて、全然気にしてないなー。。。

俺達は水鉄砲を買った。

そいつはかなりデカイ銃で距離は10メートル位は飛ぶだろう。

(やっぱり、外で戦いたい。。!)

銃片手に歩いていると、

ん! この店の品揃え。。

タンク式! 水鉄砲!! 背中に背負う事ができる水鉄砲だ。

俺「しまったーこっちの方が良かった?!!」

みっちゃん「俺、買っちゃうもんね?」

みっちゃんが本当に買っている、結構高い。

みっちゃん、、弾けたい弾けたいって言ってるけど今日、2丁も買っちゃって。。

十分弾けてるよ。。。

友達のオグの宿に遊びにいくと、やはりホーリーの準備をしていた。

オグは水風船をこんなに買っちゃったと見せてきた。

やっぱり、屋上で戦うらしい。

オグ「チカちゃんも銃買ったんだー」

チカ「うん、買ってん!」

俺「なぁ、オグ、外に出るのはやっぱ危険かな??」

オグ「そりゃ女の子は危険でしょう、レイプとかあるって聞くし!」

少しチカは迷っている感じだった。


ホーリー前日。

あ、あの外人Tシャツが色付いてる!!

誰かに水風船(色付き水風船)を当てられていたのだ。

俺達は染色の粉と水風船を買い、明日に備えた。
P2252441.jpg


ホーリー当日。

俺「銃もったね、貴重品は全部置いたね、じゃあ行くか!」

チカ「取れあえずこの宿を出してもらえるかだよねー」

俺達はみっちゃんとライ君のいる宿にどりあえず向かい

作戦を練ることにしていた。

宿の人達には、友達の宿に行くだけで外には出ないと言った。

(よし、まだ朝も早いし、誰もいなそうだ!!)

誰にも遭遇せず、無事、宿に着いた。

そして、俺達は水に染色を入れ色水風船を200個位作った。

外が騒がしくなってきたようだ。

(うわーあの人、体中が色に染まってる!!)

自分で顔も上半身もシルバーに染めている人もいる。

みんなグチャグチャに色に染まってる。

(大丈夫かな?。。 叫んでる奴もいたしな?。。)

俺「チカどうする?! 行く?」

チカ「せっかくやから、行きたいなー」

俺「んじゃ、なるべくチカを守る感じで行こうか!!」

俺達はとりあえずアッシーガートまで(500メートル位)行く事にした。

宿を出て直ぐだった、何人かが近づいてきて水風船をくれないか?と言ってきた。

あげた瞬間、俺達に向かって投げてきたのだ!

みっちゃんんもライ君ももう何個か喰らっている。
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チカはなんとか大丈夫そうだ、

俺「ダッシュで抜けよう!!」

アッシーガートに着く頃には銃の水は切れていて、

戦えるのは水風船のみだった。

(くそー補充できる所が無ぇー!!)

あ! みっちゃんがまだ水が残ってる!

みっちゃん「なべちゃん?この銃(タンク式)最高だよ?貸してあげるよ?」

俺「マジで!!」

みっちゃんに銃を借り、向かってきたインド人に黄色の水を打ちまくった。

(ん、、こいつの目はヤバイ!! いってる!!!)

恐怖すらあった、そのインド人は俺が背負う銃を一心不乱にひっぱり奪おうとしてきた。

(関わったら、ヤバイ!!  ヤバイ気がする。。!!)

俺「みっちゃーん!!  ごめん!! 銃、諦めて!!  ヤバイ!ヤバイ!!」

みっちゃんも揉みくちゃである、

みっちゃん「逃げよう?戻ろうよ?!!」

チカも揉みくちゃだが危険な目にはあってなさそうだ。

俺達は宿に向けて走った。

みっちゃんの銃は暴徒化したインド人が持っていってしまった。

最後の曲がり角でインド人の集団に見付かり、

「ハッピーホーリー」と皆に染色を顔中塗りだくられた。

少し危険な感じではあったけど、

俺達はホーリーを楽しむことができた。
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カラフルな牛や犬を見るとホーリーの名残があった。
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P3012472.jpg

俺達はそろそろバラナシを出る事にした。

狂犬病の注射も5回済んだ。

こんな余談はいらないが、、

実は猿にもこないだ引掻かれてしまったのだ。

4回目の注射の時に先生に聞いたら

「きみ、何回も注射打ってるでしょ?!問題ないよ!」とのことだった。

なんとも色々とあったバラナシともやっと離れられるという気持ちである。

今はバラナシは正直そんなに好きではない。

でもバラナシを離れて、

インドを離れたらこのガンガーをまた見たくなるのかな?

またこのバラナシに戻って来たいって思うのかな?

そんなこと想いながらガンガーを屋上から眺めた。
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みっちゃんは最後の日にガンガーに沐浴し全てのカルマを浄化した。
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俺は心底、みっちゃんとガンガーに入りたかった。

でも、食中毒や狂犬病、これ以上周りに心配をかけれないと本気で思い諦めた。

みっちゃんは今回が人生で最後の旅と言っていた。

俺達も最後の旅である。

今は最高の仲間と旅ができるなんて楽しくてたまらない。

ここからは俺とチカとみっちゃん3人で西へ西へ流れていく事にした。

次の目的地はタージマハールだ!!

2010-04-16

インド バラナシ編 (みっちゃん登場、おかちゃんバイバイ編)

岡ちゃんがポイを始めて3日が経った,

その日みっちゃんがバラナシにとうとう現れた。

みっちゃんはちょっと元気がないというか弾けきれてなかった。

俺「どうしたんだよ?みっちゃ?ん!弾けてない、みっちゃんはつまんないの?!」

みっちゃん「ち、ちょっとなべちゃ?ん、まだ海外に慣れてなくてさ?すぐ弾けるからさ?」

(まぁ、大丈夫か。。みっちゃんならすぐ弾けるだろう。)

みっちゃんは言う、「インドってさ?思ったより全然こないんだよね?」

チカも言う、「せやなー全然やなー期待外れやわ、なべちゃんは?」

俺「俺は犬に噛まれてコルカタで4日寝込んでインドに当たりまくってるけど。。」

俺「まぁ、ちょっとインドは別の意味ではイマイチかなー」

でも他の皆はインドに行ったら価値観変わるとか良く聞く。

俺達は気がついた、判ってしまった。

俺達はオーストラリアで既に価値観が変わってたと。

俺「みっちゃん、いきなりだけど今夜ガートで火付けようよ?みんなでさ?」

俺「去る人もいるし見せたいなーってさ。」

みっちゃん「なべちゃん?俺、火?吹いちゃおうかな?」

俺「今日は駄目っしょ!まだインドの状況わかってないしねー」

俺「あ、岡ちゃんって面白いやつがいてさ?。。。。」
IMG_0424.jpg

その夜、ガートで火をつけた。

チカとみっちゃんが同時に回し、ライ君が回し、

俺が回したところで近くの宿に怒られて止めた。

岡ちゃんはバラナシに残って正解だったと興奮してた。

火を見てからだと思う、岡ちゃんのポイは確実にグングン伸びていた。

(これなら火をつけれそうだ。。)

岡ちゃんとポイして俺も超楽しかった。
IMG_0426.jpg

初心に帰れてまた1からポイを楽しもうって思えた。

あっという間に1週間が過ぎていった。

俺「岡ちゃんってさ?本当に織田信長の影武者に似てるよな?」

岡ちゃん「嘘やん!!」

チカ「でもさー影武者が織田信長を殺ったら織田信長になれるやんなー」

俺「そ、そうなるな?。。。」

岡ちゃん「嘘やん!!!!」

チカ「せやろー」

天下に1番近いのはチカだとそう思った。

その夜、岡ちゃんにポイを渡し、「岡ちゃん、楽しんで!!」と言った。

岡ちゃんは綺麗に火を回した。

不器用だった岡ちゃんが懐かしく思えた。

ポイを辞めていく人が多い中、ポイを教える。。

俺の友達も辞めてきてる。

もちろんそれは個人の自由であるけれど、いつまでも見たい火が無くなっていく。

ここで始めた岡ちゃんの火もいつかは消えてしまうのだろうか。。

火の誕生に嬉しくなり、終りに悲しむのだろうかと少し切なくなった。

岡ちゃんが書き残した最後の言葉は「NABE君めちゃ好きや」と書いてあった。

俺も岡ちゃんがめちゃ好きになってた。

日本に帰った岡ちゃんからメールが届いた。

その内容はポイの事ばかりだった。

ポイを買ったとか10日連続火を付けてるとか。

俺のポイの最終目標はお爺ちゃんになっても火を回すぶっとびお爺ちゃん。

岡ちゃんとその時も一緒に回せたらいいなと、

岡ちゃんの火もいつまでも消えないで欲しいとそう願うよ。

ありがとう、岡ちゃん。

2010-04-16

インド バラナシ編 4


織田信長の影武者のような顔をしている岡ちゃん。

チャイ屋で話したのが彼の好奇心をそそったのか、

軽く「こんど部屋に遊びにきなよ!」と言ったら本当に遊びに現れた。

遊びに来たものの、明日バラナシを去ると言っている岡ちゃん。

バラナシの後、タージマハールを見て砂漠に行って日本に帰る予定らしい。

「近い内にガートで火つけるのに、岡ちゃんに見せたかったなぁー」

この言葉が岡ちゃんの進路を大きく変えた。

全ての列車などの予約や予定をキャンセルしてバラナシに残る事を選んだ。

そんな岡ちゃんに俺はポイを持たせて

「本気でやるなら火を付けるまで1週間で教えてあげるよ」と促した。

バラナシに居れるのも1週間が限界の岡ちゃん。

「ナベ君、俺やってみようかなー」軽い始まりだった。

今まで数人だけどポイを教えてきた誰より1番不器用な岡ちゃん。

俺も始めは不器用でダーウィンでユウキ君に弟子入りした時を思い出した。

俺「ど?う?ちょっと、ユウキ君!見て見て!出来てるっしょう!?」

ユウキ「ナベは、顔が変だから、駄目ー!!!」

もう、最初は下手だったなー。

俺「俺も始めは岡ちゃんと一緒で全然やったよー」

岡ちゃん「嘘やん!!」

毎日、ポイをした。

俺「岡ちゃん、俺、晩飯作ってくるわー呼びに来るから回しときー!」

岡ちゃん「ありがとう?ナベ君! 回してるよ?!!」

4人前作るくらいいつもの事だった。

美味しいって言われるのが好きだから料理をするのか、

美味しいものが好きで作れるから料理をするのか、きっと両方だと思う。

料理ってやっぱいいな!!

P2272448.jpg   スイカは1玉60円くらい。

2010-04-16

インド バラナシ編 3

晩御飯で使う野菜を買いに行った。

野菜の値段の相場が判らなかった。

どんな量でもいつも10ルピー(20円)って言われるから

逆に10ルピー分頂戴って言ったら凄い量をくれた。
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10ルピーでジャガイモなら大玉10個くらい、人参は6,7本、

小玉トマトは20個、小玉玉葱は10個位買える。
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野菜は超安い。

インドでは鶏肉が1番高級な肉になるらしい。

(今夜は親子丼だ!)

道端で見たあのゲージに入った鳥達、あれはきっと鳥屋だ。。

早速、その鳥屋と思われる店に行ってみるとゲージから1羽をとりだし計りだした。

1羽160ルピー(320円)だと言う。

「じゃあ、1羽ください!!」

店員は目の前でその鳥を足で押さえつけ鉈で首を落とした。
IMG_0423.jpg

落とされた首は何度も瞬きをし、苦しそうに舌を出している。

その間に羽根をもぎ取っていた。

蝿が凄いいる、1000匹位いるだろうか。

鉈でぶつ切りにしていく、

「あ、、骨無しで!お願いします!!」

きっと贅沢な客なんだろう。。

トレーに肉を置いていく、子供が新聞で蝿を追い払う。

5分位だろうか、さっき生きていた鳥はビニール袋に収まった。

肉が温かい。

超新鮮。

(鳥の裁き方をいつか盗むぞ。。)

料理人たるもの、日々勉強である!

1ヶ月の間、色々と作った。

パスタや親子丼、唐揚げや肉じゃが。

間違いなくバラナシで1番美味しい料理人ここに現るである。

自炊の生活はやっぱり最高に美味しかった。

バラナシでは出会いが少なかった。

自炊を始めて外食も減り、離れの上流に住んでいたからである。

それでも別によかった、あの男がインドに上陸していた。

その名はみっちゃん。

みっちゃんは1言でいうと変態。(変態とは最高級の褒め言葉)

オーストラリアで1番長く共にした男で、

次はインドで会おうと2年くらい前から約束してた。

みっちゃんが、このバラナシに向かってきている。

そんな中、たまたま立ち寄ったチャイ屋で1人の男が話し掛けてきた。

その名は岡ちゃん。

まさかこの時は岡ちゃんが俺に弟子入りするとは思いもよらなかった。

2010-04-11

インド バラナシ編 2

移った宿はJPMゲストハウスという家族経営の宿だった。

チカが「なべちゃん、屋上に子犬がいるよ!」と言っている。

(犬か。。。噛まれたばかりだしなー。。)

動物嫌いなチカがあまりにも可愛いって言うもんだから、ちょっと覗きに行った。

屋上のドアが閉まってる、

(ん、ドアの下にある隙間から必死に犬が顔を出そうとしているじゃないか!)

ドアを開けると2匹の子犬が尻尾を振りまくりで近寄ってきた。

2匹が足の指をペロペロと舐めてくる。

ちょっと触るとゴロンと腹をみせて喜んでいる。

さらに腹を触ると、気持ちいいのだろうか、ウトウトと子犬は寝だした。

(こんな可愛い犬は見たこと無いぞ。。)

もう犬なんて絶対に飼いたくないって決めたのに。。。

か、飼ってもいいかな。犬。

屋上はPOIを回すには十分の広さで、この宿でPOIが伸びていくのであった。

この宿には楽器を本気でやっている人達がたくさん居た。

斜め前の部屋の光音君はいつも朝から晩までシタールを弾いていた。

光音君の指はそれを物語っていた。

常にマイペースで生きてて一緒にいるとホッとする人だった。


また注射の日がやってきた。

上流に住んでいる為、病院が遠い。

ガンガーが右手に広がりバラナシの町がカーブして見える。

上流からバラナシの町を見るとここはヨーロッパにいるような感覚で不思議な感じだ。

ボートがたくさん見える。

沐浴している人達もたくさんいる。
IMG_0430.jpg

第一火葬場では今日も死体を焼いていた。

その煙がガートを覆いこむ。

その煙を吸いながら歩く。

火葬場の目の前でクリケットを子供や大人が熱中してる。

ぼんやりしてたら玉が当たりそうである。

物乞いもやってくる、しつこい物乞いもたまにいる。

「チャパティー」と言って手を口に持っていく。

必死さがある、目で訴えてくる。

しかし、物乞いレベルがまだまだ低い。

世界中を回って帰ってきた、しんちゃんという友達がいる。

世界から帰りたての姿はそれは小汚く、歯が2本抜けていた。

そのしんちゃんが見せてくれた物乞いの真似が衝撃だったのを覚えている。

ネパール、インドと流れてきて、

しんちゃんを超える物乞いに会ってないのである。

しんちゃんを超える物乞いがいたらあげてもいいよなーなんていつも話してる。

しんちゃんて凄いなとインド来て気がついた。

バラナシでは自炊を始めようと決めていた、さて久々に腕を振るおうかな!

2010-04-11

インド 狂犬病編 


(さっさと荷物を取って宿を移ろうか。。)

そう思いながらヨギニゲストハウスの階段を登った。

階段を登ると犬が椅子に座っていた。

無意識だったかは覚えていない、俺はその犬を触ろうとしたのだ。

手を伸ばした瞬間だった、

か、か、、噛まれた!!!!

インドで犬に噛まれるなんて1番やっちゃいけない、起こってはいけない事である!!

血!!血が出てる!!!

正直な気持ちを話すとこの時、色々な事が頭の中でグチャグチャに過ぎった。

誰かがバラナシの犬は全部狂犬病らしいよ!と言っていた話しやら、

チカがいつも「なべちゃん、動物は触りなや!!」と言っていたシーンや、

なんでこんな事が起こったのか?! グチャグチャだった。

俺は振り返り何も知らない、

チカとらい君に「俺。。。犬に噛まれた。。。!!」

チカは心配より呆れて「どうして?!いつも言ってるのに。。!」と言った。

まったくその通りである。

地球の歩き方を読み漁った、読めば読むほど恐ろしい、

狂犬病とは本当に恐ろしい病気である。

犬や猿に引掻かれたり噛まれたりして狂犬病にかかったら100%、死である。

インドでは年間3万人もの人達が狂犬病で死んでいるのだ。

誰かが噛まれた話しも知らないし、どうしたらいいか?わからない。

でもそんなことも言ってられない、

はっ!久美子ハウスが隣にある、

久美子さんに聞けばいいアドバイスを聞けるに違いない!!

「俺、久美子さんに聞いてくる!!」と言い、宿を飛び出た。

勢いよく出てきたものの初めて会う久美子さんに

「俺、犬に噛まれました」なんて、迷惑な奴なんじゃないかなどと頭で思っていた。

久美子ハウスの前にスタッフが居た。

俺「さっき犬に噛まれて!どうしたらいいのかわからなくて、心配で。。!!」

スタッフ「それは大変だ、いったいどこで?どんな犬だった??」

俺「そこの宿の犬なんだけど!」

スタッフ「そうか、、多分飼い犬だから大丈夫だとは思うけど,一応注射打ってきな!!」

スタッフは注射を打てる場所を教えてくた。

そして直ぐに注射を打った。

生きてる心地がしてなかった、ぼーっとしてたかもしれない。

注射を打ちフラフラと久美子ハウスの前を通った時にちょうど久美子さんが居た。

俺「はじめまして、久美子さん。俺、さっき犬に噛まれたんですよ。。」

久美子さん「うん、聞いたよ。ちゃんと注射は2つ打ってきたかい?」

俺「はい、多分、ちゃんと説明したんで。。」

久美子さん「そうかい、噛まれたところを見せてごらん!」

久美子さんは赤ちゃんを抱っこしながら俺の手をマジマジと見た。

久美子さん「まぁ、このくらいの傷なら大丈夫だろうね」

俺「本当ですか?! ちょっと不安で、心配で。。」

久美子さん「まぁ、でも狂犬病にかかったら、あと1週間で死ぬよ!!」

鋭い目で俺を見てそしてカカカッと笑った。

この瞬間、やっと生きてる心地がした。

久美子さんの笑いを見てどれだけ気持ちが楽になったことか。。

久美子さんはそれは本当に有名で賛否両論な話しを聞くけど、

俺は大好きになった。

気持ちは大分、楽になったもののテンションは下がった。

ここで死ぬなら俺の人生はこんなものさ、そう真剣に思った。

その夜、やはり色々なことを考えた。

1つ、見落としがあることに気がついたのだ。

久美子さんが2つ注射を打ったのかと聞いてきた。

1回しか打ってない、

でも幾つかのワクチンをその注射に入れていたように見えたから

2つと勝手に判断してた。

(うーん。。気になる。。)

次の日、確認しにいった。

やはり!破傷風のワクチンしか打ってない事を知った。

それを知り即病院に駆け込み狂犬病のワクチンを打ったのだ。

狂犬病のワクチンは計5回、1ヶ月に分けて打たなければならない。

そのワクチンは発症の確率をグンと下げるだけで発症しない訳でもない。

やることは全てした。

噛まれてしまった事は済んだ事だし、

気にしてたらつまらなくなっちゃうから前向きに生きようと決めた。

2010-04-11

インド バラナシ編 1


ブッタガヤを後にした俺達はバスで高速道路を走っていた。

菜の花畑が広がっていてインドにこんな景色があるのだと眺めていた。

(おひたしで食べたら美味しいんだよな?)

バスがガンジス河をまたぐ橋を走った。

初めてみるガンガー(ガンジス河)の水面はキラキラしていた。

俺達はヒンドゥー教の最大の聖地、バラーナスにやってきた。

バラナシ(バラーナス)はインドで1番聞く町だ。

噂は本当なのだろうか? ガンジス河では死体が流れていたりするのだろうか?

昔、友達が言っていた。

そこら辺の路地で人が死んでいた話しを今でも覚えている。

インドとはそういう国だと思っていた。

しかしインドに来てみるとまったくイメージしていたのと違うのが現状だった。

このバラナシで答えが出るんじゃないか、そう期待も込められていた。

何かがこのバラナシで起こったり感じたりできるんじゃないかと。


これから起こる人生最大のピンチをまだ知らずに。。


バラナシの町は迷路のようだった。

俺には空気の流れが澱んでいるように感じて少しカオサン(タイの繁華街)を思い出した。

いやに話し掛けてくる町だった、

初めてのバラナシは地理感がまったく無く、変な男の案内に着いて行かざるを得なかった。

今月は大きな祭りが2つあるせいか、宿はどこも一杯であった。

有名な久美子ハウス(日本人宿)の隣のヨギニゲストハウスに尋ねた。

スタッフがマットレスを運んできた。

(え?この部屋?!)

地面にマットレスだけが置いてある部屋だった。

交渉して1泊80円。

明日には移ろうと、とりあえずここに泊まる事にした。

夜中の2時くらいに「なべちゃん起きて!!起きて!」とチカが起こしてきた。

ゴソゴソと俺達のバックパックの辺りで音を立てている!!

(何だ?! 何が居るんだ??!)

恐る恐る、バックパックを退けるとドブネズミが動き鈍く部屋を走り廻った。

(明日、絶対に宿を移ろう。。。。はぁ、ねむた。。)

翌朝から宿探しとなった。

ガンガー沿いを歩いていくと幾つものガートがあった。

バシバシっと洗濯物を石に当てて洗濯をしている人、
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若者がバタフライを泳ぐように沐浴をしている。

跳ねる水が琥珀色にみえた。

笛を売っている人、遊んでいる子供達。

(あ、魚が跳ねた!)

対岸に船で渡れそうだった。(なるほど、あっちからは景色はよさそうだなー)
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俺達は上流に向かって歩いた、上流の方が住みやすいと聞いていたからである。

約1ヶ月滞在予定だから良い宿を探したい。

10件ぐらい宿を回り宿が決まった。
IMG_0389.jpg

汗だくになった、夏が目の前にきている。

オートリクシャに乗りヨギニゲストハウスに荷物を取りに行った。

その時に起こったのだ。

人生最大のピンチが。。。。
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