--------

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2010-04-11

インド バラナシ編 2

移った宿はJPMゲストハウスという家族経営の宿だった。

チカが「なべちゃん、屋上に子犬がいるよ!」と言っている。

(犬か。。。噛まれたばかりだしなー。。)

動物嫌いなチカがあまりにも可愛いって言うもんだから、ちょっと覗きに行った。

屋上のドアが閉まってる、

(ん、ドアの下にある隙間から必死に犬が顔を出そうとしているじゃないか!)

ドアを開けると2匹の子犬が尻尾を振りまくりで近寄ってきた。

2匹が足の指をペロペロと舐めてくる。

ちょっと触るとゴロンと腹をみせて喜んでいる。

さらに腹を触ると、気持ちいいのだろうか、ウトウトと子犬は寝だした。

(こんな可愛い犬は見たこと無いぞ。。)

もう犬なんて絶対に飼いたくないって決めたのに。。。

か、飼ってもいいかな。犬。

屋上はPOIを回すには十分の広さで、この宿でPOIが伸びていくのであった。

この宿には楽器を本気でやっている人達がたくさん居た。

斜め前の部屋の光音君はいつも朝から晩までシタールを弾いていた。

光音君の指はそれを物語っていた。

常にマイペースで生きてて一緒にいるとホッとする人だった。


また注射の日がやってきた。

上流に住んでいる為、病院が遠い。

ガンガーが右手に広がりバラナシの町がカーブして見える。

上流からバラナシの町を見るとここはヨーロッパにいるような感覚で不思議な感じだ。

ボートがたくさん見える。

沐浴している人達もたくさんいる。
IMG_0430.jpg

第一火葬場では今日も死体を焼いていた。

その煙がガートを覆いこむ。

その煙を吸いながら歩く。

火葬場の目の前でクリケットを子供や大人が熱中してる。

ぼんやりしてたら玉が当たりそうである。

物乞いもやってくる、しつこい物乞いもたまにいる。

「チャパティー」と言って手を口に持っていく。

必死さがある、目で訴えてくる。

しかし、物乞いレベルがまだまだ低い。

世界中を回って帰ってきた、しんちゃんという友達がいる。

世界から帰りたての姿はそれは小汚く、歯が2本抜けていた。

そのしんちゃんが見せてくれた物乞いの真似が衝撃だったのを覚えている。

ネパール、インドと流れてきて、

しんちゃんを超える物乞いに会ってないのである。

しんちゃんを超える物乞いがいたらあげてもいいよなーなんていつも話してる。

しんちゃんて凄いなとインド来て気がついた。

バラナシでは自炊を始めようと決めていた、さて久々に腕を振るおうかな!
スポンサーサイト

2010-04-11

インド 狂犬病編 


(さっさと荷物を取って宿を移ろうか。。)

そう思いながらヨギニゲストハウスの階段を登った。

階段を登ると犬が椅子に座っていた。

無意識だったかは覚えていない、俺はその犬を触ろうとしたのだ。

手を伸ばした瞬間だった、

か、か、、噛まれた!!!!

インドで犬に噛まれるなんて1番やっちゃいけない、起こってはいけない事である!!

血!!血が出てる!!!

正直な気持ちを話すとこの時、色々な事が頭の中でグチャグチャに過ぎった。

誰かがバラナシの犬は全部狂犬病らしいよ!と言っていた話しやら、

チカがいつも「なべちゃん、動物は触りなや!!」と言っていたシーンや、

なんでこんな事が起こったのか?! グチャグチャだった。

俺は振り返り何も知らない、

チカとらい君に「俺。。。犬に噛まれた。。。!!」

チカは心配より呆れて「どうして?!いつも言ってるのに。。!」と言った。

まったくその通りである。

地球の歩き方を読み漁った、読めば読むほど恐ろしい、

狂犬病とは本当に恐ろしい病気である。

犬や猿に引掻かれたり噛まれたりして狂犬病にかかったら100%、死である。

インドでは年間3万人もの人達が狂犬病で死んでいるのだ。

誰かが噛まれた話しも知らないし、どうしたらいいか?わからない。

でもそんなことも言ってられない、

はっ!久美子ハウスが隣にある、

久美子さんに聞けばいいアドバイスを聞けるに違いない!!

「俺、久美子さんに聞いてくる!!」と言い、宿を飛び出た。

勢いよく出てきたものの初めて会う久美子さんに

「俺、犬に噛まれました」なんて、迷惑な奴なんじゃないかなどと頭で思っていた。

久美子ハウスの前にスタッフが居た。

俺「さっき犬に噛まれて!どうしたらいいのかわからなくて、心配で。。!!」

スタッフ「それは大変だ、いったいどこで?どんな犬だった??」

俺「そこの宿の犬なんだけど!」

スタッフ「そうか、、多分飼い犬だから大丈夫だとは思うけど,一応注射打ってきな!!」

スタッフは注射を打てる場所を教えてくた。

そして直ぐに注射を打った。

生きてる心地がしてなかった、ぼーっとしてたかもしれない。

注射を打ちフラフラと久美子ハウスの前を通った時にちょうど久美子さんが居た。

俺「はじめまして、久美子さん。俺、さっき犬に噛まれたんですよ。。」

久美子さん「うん、聞いたよ。ちゃんと注射は2つ打ってきたかい?」

俺「はい、多分、ちゃんと説明したんで。。」

久美子さん「そうかい、噛まれたところを見せてごらん!」

久美子さんは赤ちゃんを抱っこしながら俺の手をマジマジと見た。

久美子さん「まぁ、このくらいの傷なら大丈夫だろうね」

俺「本当ですか?! ちょっと不安で、心配で。。」

久美子さん「まぁ、でも狂犬病にかかったら、あと1週間で死ぬよ!!」

鋭い目で俺を見てそしてカカカッと笑った。

この瞬間、やっと生きてる心地がした。

久美子さんの笑いを見てどれだけ気持ちが楽になったことか。。

久美子さんはそれは本当に有名で賛否両論な話しを聞くけど、

俺は大好きになった。

気持ちは大分、楽になったもののテンションは下がった。

ここで死ぬなら俺の人生はこんなものさ、そう真剣に思った。

その夜、やはり色々なことを考えた。

1つ、見落としがあることに気がついたのだ。

久美子さんが2つ注射を打ったのかと聞いてきた。

1回しか打ってない、

でも幾つかのワクチンをその注射に入れていたように見えたから

2つと勝手に判断してた。

(うーん。。気になる。。)

次の日、確認しにいった。

やはり!破傷風のワクチンしか打ってない事を知った。

それを知り即病院に駆け込み狂犬病のワクチンを打ったのだ。

狂犬病のワクチンは計5回、1ヶ月に分けて打たなければならない。

そのワクチンは発症の確率をグンと下げるだけで発症しない訳でもない。

やることは全てした。

噛まれてしまった事は済んだ事だし、

気にしてたらつまらなくなっちゃうから前向きに生きようと決めた。

2010-04-11

インド バラナシ編 1


ブッタガヤを後にした俺達はバスで高速道路を走っていた。

菜の花畑が広がっていてインドにこんな景色があるのだと眺めていた。

(おひたしで食べたら美味しいんだよな?)

バスがガンジス河をまたぐ橋を走った。

初めてみるガンガー(ガンジス河)の水面はキラキラしていた。

俺達はヒンドゥー教の最大の聖地、バラーナスにやってきた。

バラナシ(バラーナス)はインドで1番聞く町だ。

噂は本当なのだろうか? ガンジス河では死体が流れていたりするのだろうか?

昔、友達が言っていた。

そこら辺の路地で人が死んでいた話しを今でも覚えている。

インドとはそういう国だと思っていた。

しかしインドに来てみるとまったくイメージしていたのと違うのが現状だった。

このバラナシで答えが出るんじゃないか、そう期待も込められていた。

何かがこのバラナシで起こったり感じたりできるんじゃないかと。


これから起こる人生最大のピンチをまだ知らずに。。


バラナシの町は迷路のようだった。

俺には空気の流れが澱んでいるように感じて少しカオサン(タイの繁華街)を思い出した。

いやに話し掛けてくる町だった、

初めてのバラナシは地理感がまったく無く、変な男の案内に着いて行かざるを得なかった。

今月は大きな祭りが2つあるせいか、宿はどこも一杯であった。

有名な久美子ハウス(日本人宿)の隣のヨギニゲストハウスに尋ねた。

スタッフがマットレスを運んできた。

(え?この部屋?!)

地面にマットレスだけが置いてある部屋だった。

交渉して1泊80円。

明日には移ろうと、とりあえずここに泊まる事にした。

夜中の2時くらいに「なべちゃん起きて!!起きて!」とチカが起こしてきた。

ゴソゴソと俺達のバックパックの辺りで音を立てている!!

(何だ?! 何が居るんだ??!)

恐る恐る、バックパックを退けるとドブネズミが動き鈍く部屋を走り廻った。

(明日、絶対に宿を移ろう。。。。はぁ、ねむた。。)

翌朝から宿探しとなった。

ガンガー沿いを歩いていくと幾つものガートがあった。

バシバシっと洗濯物を石に当てて洗濯をしている人、
IMG_0388.jpg

若者がバタフライを泳ぐように沐浴をしている。

跳ねる水が琥珀色にみえた。

笛を売っている人、遊んでいる子供達。

(あ、魚が跳ねた!)

対岸に船で渡れそうだった。(なるほど、あっちからは景色はよさそうだなー)
IMG_0393.jpg

俺達は上流に向かって歩いた、上流の方が住みやすいと聞いていたからである。

約1ヶ月滞在予定だから良い宿を探したい。

10件ぐらい宿を回り宿が決まった。
IMG_0389.jpg

汗だくになった、夏が目の前にきている。

オートリクシャに乗りヨギニゲストハウスに荷物を取りに行った。

その時に起こったのだ。

人生最大のピンチが。。。。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。