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2010-05-27

インド マナリー 編

俺達はマナリーという温泉のある町に向かっていた。

ダラムシャラで水の出ない生活に嫌気がさして温泉が天国に思えた。

バスがマナリーに着きそうだった。

え?! まじかよ?!

雪が山に残っている!!

(こりゃ寒そうだ。。)

思ったとおりバスを降りると寒すぎた。

40度を超えると予想される南インドに行く前に骨休めに温泉にと来たが、

ここまで寒くて違うとは。。

ますます南インドが壮絶になりそうであった。

靴下も1組しか持ってない。

買おうか買わないか微妙であった。

俺達はバシストという場所にリクシャーに移動して宿を決めた。

それは宿の窓からは景色が良く山がいくつも見えた。

(ヒマラヤ山脈かぁ。。トレッキングを思い出すなぁ。。)

よし! 早速温泉に入りに行こうか!!

入り口をくぐると所狭しと温泉に入ったり体を洗ったりしている。

(おお、ちゃんとした温泉だ!)

早速、壁にある、フックに服を掛け、海パンで温泉に浸かった。

(いい温度だ。。。。!)

ダラムシャラで2,3日にシャワー1回生活が嘘のようである。

至福のひと時である。

隣の男が話しかけてきた。

日本の温泉で知らないお爺ちゃんとかに話し掛けられてるみたいなそんな感じに思えた。

オムと名乗る男は体が暖まると湯から上がり体が冷えると入る。

(この男。。温泉を知ってるな!)

同じ事を俺も繰り返した。

インド人観光客が足だけをちょっと入れてお湯の温度を確かめている。

子供が湯船を泳いでいる。

沐浴のように鼻を摘まみ入る人達がたくさんいた。

オム「これ使いなよ! アプリコットでいい香りだよ!!」

俺「ありがとう!」

アプリコットオイルを塗り、温泉に浸かった。

(うーん!いい匂いだ。。!)

雨がチラチラと降ってきた。

オムは1日に2回入りに来るからまたね!と言って去っていった。

上から覗き放題の温泉で子供が悪ふざけで花びらを投げてきた。

それが湯船に浮かんだ。

なんともそれが俺には風流に思えて、花びらを見ながら肩まで浸かった。

3日が経ち俺達はこの町を出ようと荷物をまとめていた。

さぁ、階段をのぼってバックパックを取りに行く時だった。

「なべちゃーーーん!!」

聞き覚えのある声だった。

ライ君だ!

涙が出そうになった。

4ヶ月も一緒に居て、たった2ヶ月位しか離れてなかったのに。

濃厚な4ヶ月だったんだと改めて知った。

そりゃそうだ、チベット越えてエベレスト見に登って国境もいくつも一緒に越えたのだから。

俺達はこの町に5日滞在を延ばした。

ライ君に見送ってもらいバス停に向かった。


が。。

ここでこの旅が終わってしまう程の大ピンチに見舞われた。

チカがバス停に向かうリクシャーの中でふと言ってきた。

ちか「なべちゃんハードデスク忘れてなかったやんねー」

俺「うん、ちゃんと最後に入れたよー」

うーん。。何か心で引っかかっていた。。

そういえば。。。。。

いつも移動の時は腰に隠し付けるベルトを付けていなかった。

バックパックに入れた記憶もあったが気になり始めた。

バスが出るまではまだ時間はあった。

リクシャを降り荷物を漁ったが全然見当たらない。。

変な汗が出てきた。

中身は現金1200$(約11万) クレジットカード、ATMカード2枚 テリーに貰ったラッキーペニー

大切な物というか、無かったら旅が終わってしまう!!!!
(焦るな。。よく考えろ。。。)

頭をフル回転させた!

あ。。あーーーーー!!

ライ君と再会した日に確か。。

温泉行った!

その時身に付けてた腰ベルトを外して座布団の下に置いた記憶が蘇った。。!

やばいーーー!!

俺「忘れたかも!! やばい!!  取りにいってくる!!」

リクシャに乗ってる時にあらゆる事を考えた。

悪い予想も有り得る。。

俺、どうなるんだいったい?

落ち着け。。!

ちょうど工事でリクシャが止まる。

落ち着けー!!

笑え。

焦るな、あらゆる事態を考えろ。

リクシャを飛び降り、宿に走った。

(ドアが開いてる!!)

部屋に飛び入った!

カーネルサンダーのようなお爺ちゃんとお婆ちゃんが居た。

次の泊まるお客だった。

部屋の座布団やテーブルの位置が全部変わっていた。

掃除をしてる様子であった。

あっちから見たらいきなり部屋に入ってきて部屋を見回して仁王立ちしている俺。

腰に手を当て「ポシェット!! ポシェット!! マネー!!!」

と必死に言った。

そのお爺ちゃんはニコッと笑い、タンスを開けた。

布団と布団の間に大切に保存されていた腰ベルトを俺に渡してきた。

おおーーー!!

ありがとう!!!!!


握手を求めた。  


すごく強く握っただろう。

俺「バスがもう出てしまう!!  ありがとう!!  さよならーーー!!」

2人は笑っていた。

バスの出発時刻は過ぎていたが、たまたま出発が遅れていて乗ることができた。

チカは何も言ってなかったけど、ちょっと呆れてた。

そりゃそうだなぁ。。。
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No title

いやー、なべちゃん。

面白い! そこらの本より面白い!!

この旅感覚と人間のリアル感。やばいっ!!!!

めっちゃ、みっちゃんの置き土産気になる☆

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