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2011-05-07

ニカラグア 最終章 IN危険なバス



首都、マナグアをバスが通り過ぎていく。

もちろん、ここには泊まらない。

治安が最高に悪いからだ、


町の壁や店、バスにまでペイントされている。


SAM_0057.jpg 危険な町は素通りに限る。。


本当にとっても悪そうであった。


しかし、このドライバーやけに飛ばすなぁ、、

(いったい、何キロでてんだ?!)


バンバン追い越していく、少し怖くなってきた。

ん、スピードが緩まる。。

なんでこんな所で渋滞なんだろう?

渋滞でもこのドライバーには関係ないようだ。


う、うおっ!! 

横から出てきたぁ!!


「キキキッーーーー!!!」

(ぎゃぁ、轢くーー!!)


危なかった、間一髪、轢かずにバスは止まった。

しかも、ポリスじゃないか! 

もちろんドライバーはこってりと怒られていた。



俺達は古都、グラナダに辿り着いた。

トシ君に荷物を見てもらい、俺は1時間位かけて宿を探した。


それにしても、すごい観光客がいる、欧米人ばかりだけど。

バーやレストランは超シャレ乙。

ツーリスティクな街並みで道の広さがあってオーストラリアみたいだ。

SAM_0070.jpg 綺麗な街並み。


SAM_0125.jpg 中央公園周りには馬が待機している。






馬車がお客を乗せカッパカッパと走っている。


SAM_0081.jpg いくらで乗せてもらえるのだろう。。



もちろん宿も高めで探すのに手こずった。

俺達が決めた宿は1泊、130ゴルドバ(約500円位)

これでもこの町では最安。

3,40US$でも出したらとんでもなく良い宿に泊まれるようだった。

SAM_0076.jpg 30$出すと中庭に噴水がある宿に泊まれる!


SAM_0119.jpg 因みに俺達が泊まった宿。




移動での疲れも溜まってきている、


俺達はこの町で2,3日ゆっくりすることにした。

今の時期は中米で最も観光シーズンで次の進路を迷っていた。


ニカラグア湖という世界最大の湖に浮かぶ島に行くか、

それとも南下してコスタリカに向かうか。。。



俺達の決めた宿にはマンゴーの木があり、たまに落ちてくる。

トシ君はそれを拾い食いして、どうやら腹を下したみたいだ。



この町の北側にニカラグア湖がある。

早速行ってみると、地元の観光客の憩いの場のようだった。


SAM_0084.jpg 南国な感じ。 




水はとても汚いが、みな気にせず泳いでいる。


SAM_0089.jpg 砂遊びに夢中。



その湖には浮かぶ島と繋ぐフェリーがある、

聞きにいくと、どうやら今はセマナサンタ(年に1度の大きな祭り)

でフェリーが運航していないみたいだ。

別の場所からも行けるみたいだが、

今は観光客が溢れてて、

その島に泊まることができないかもしれないらしい。。

(しょうがないか、諦めよう。。)


俺達は南下することにした。






そしてコスタリカの国境を目指すこのバスで大事件が起こるのだ!!







ニカラグア特別編 IN危険なバス







バス停に着くともう、バスは今まさに出発しようとしている!


そのバスはぎゅうぎゅう詰めで乗れるか微妙であった。

(くそーこんなことなら、もっと朝早く起きればよかった!!)


なんとか飛び乗ったバスは日本一混雑する朝の埼京線状態。


身体が斜めに立っている、

なんとか、態勢を保つのが精いっぱいである。

足元に小さいバックを置きたいが、置くことができない状態だ。


この小さなバックにはかなりの貴重品が入っている。

パソコン、カメラ、PSP、ポイ、IPOD、充電器、アンプ。

大きなバックパックはいつもバスに乗るときは最初に預け、

この小さなバックだけはいつも移動の時は肌身離さず持っている。


さすがに7、8㎏のバックを持ち続けるのは手が痺れてきた。



「トシ君、バックそっちに置けるー??」


トシ君
「なんとか置けるよー!」


トシ君も態勢が大分しんどそうだ。


ん、目の前に座る3人組の子供達が、

俺のポーチに付いてる時計を触っている。

俺はポーチの中から指さし会話帳を取り出し

ニコッと笑い、子供達に渡した。


それにしても、変だな、、、


普通の子供なら喰いつくはずだが会話すらしてこない。


トシ君が何か言ってる、


トシ君
「なべさん!何か後ろの奴が触ってきてる気がする!!」


ヨコシマのシャツの男だ、


が、俺はとても身動きができない状態だ。


バスはそんな状態なのに、

何故かヨコシマシャツの男はバスの前の方に移動していった。




「トシ君! 俺のバック大丈夫だよねー?!!」


トシ君
「バックから少し離れてる! 無理無理!!」



急に不安な空気が流れ始めた。。



周りが手持ちのバックなどを座ってる人達に預けたりしている。


トシ君
「なべさんのバックも預けちゃうよ!いい?」



「うん、任せる!!」



トシ君のバックは俺の左前の緑のシャツの男に、

俺のバックは前のでかい額縁の絵を持った男が持ってくれるようだ。


とんでもない混みようだ、汗が滲んできた。

目の前の子供達は俺に会話帳を返した後、


どうやら寝ているようだった。。


はっ!!  


!!!


い、いや、、



寝てない!!!


俺は息を飲んだ。



薄目で起きている。。。!!

その眼は暗く、

闇を背負った一筋の目線は俺のポーチを見ていた。



ゾッとした!


見てはいけないものを見た気がした。



俺は右手でポーチを覆い、外を眺め始めた。



トシ君
「なべさん、やばい! チャックが開けられてる!!」



「まじかよ!トシ君! カメラ大丈夫!? みてみなって!!」



緊迫した空気に変わった。



トシ君
「あった、あった!  大丈夫。。!!」



ヨコシマシャツの男が少しずつ戻ってきている。。


ん、、、 ! 


なんか、今。。

ん、!!


何か目で合図をしてる、(誰にだ?!!)



緑のシャツの男とその前に座るキャップ帽子の男にだ。

口が少し動いた、、


俺は見逃さなかった! 


間違いなく「NOー」って言った。


(何がNOなんだ!?  何かやばいぞ!!)


こんな危険な雰囲気のバスなんて乗ったことない、何かやばい。



危険信号が鳴っている、変な汗も出始めた。。


そんな中、バスがゆっくりと止まっていく。

(誰か降りるんかな。。。)


!!

目にも止まらぬ一瞬だった、

俺のちょっと右にいる男が緑のシャツの男から何かをもらい、

Tシャツの中に隠し入れた!! 



「おい!! 何か入れた! 何入れたんだ!! だせよ!!」

もう、口から出てきたのは日本語だった、


そいつの肩を強く掴んだ。


右側の男「NO!NO! ××××!!」

慌てている、腹から出すと、それはバックだった。

確かに緑のシャツに預けていたのは見ていた。


誤魔化しているのか、俺の勘違いなのか?!

バックを腹に入れるのが習慣?!

いや、そんなことない、何故あんなに素早く入れたんだ!

いや、でも、、

もしかしてすごく悪い事をしてしまったのか?!


頭が働かない、


その男は苦笑いしながらソソクさとバスを降りていく。。


俺が勘ぐってるのか?! 

グルグルと頭がグチャグチャになってきてる、


あ、バスが走り出す。。

俺はその男を見続けていた。


ずっと、、

(してやったりの素振りをするのだろうか。。)


分からない、、、、。

その男はただ普通に歩きだして去っていった。


俺は完全に勘ぐり始めていた、、 


なぜあのバックの中を見せてもらわなかったとか、

あのバックの膨らみだと何が入っていたのだろうかなど。。


そして、

まさか自分の物が盗られてないかという不安も生まれ始めていた。



トシ君
「なんか、タバコが無い、やられてる!!」



「トシ君!やっぱ、やばいって、このバス!

 バックなんとか自分で持った方がいいって言うか、確認しないとヤバい!

 さっきの降りた奴に何か持って行かれたかも!!」


何人か降りたおかげで何とか足元にバックが置けているが、

とても開けて確認できる程の余裕は未だ無い。


トシ君の眉間にシワを寄らせ自分のバックを漁り始めた。

きっと俺も変わらない顔してるのだろう。



ん、ヨコシマシャツの男がまた前の方に行き始めた。




トシ君
「なべさん、俺のパソコンはある!大丈夫!俺はパソコンだけだから!」



「俺は超いろいろ入ってるって! 全然確認できてない!!」


なんとか少し、しゃがめるかどうかの混み具合であった。



あれっ、しゃがんで気が付いた。。


いつの間にかに目の前にいた子供たちの1人が居ない。。


子供がどこに行ったのか気になって周りを見渡す。


えっ?! 

3人の子供達の横に座ってた男がてっきりお父さんと勝手に思い込んでいた。



違う!!!!!  



キャップ帽子の横に1人の子供が座っている。。


急にバスの中がざわめき出した!! 

(なんだ? なんだ??)


バスが止まると外に何台かのパトカーが止まっている!!

何人かのポリスがバスの中に入ってきた。


バスの中は騒然とし始めた。

バスの真ん中辺りにいた欧米人が騒いでいる、


ポリスがヨコシマのシャツを捕まえ外に出した!


欧米人が何か盗られて警察に通報したのかもしれない!!



「トシ君!もう1度ちゃんと何か盗られてないか見た方がいい!」



バックを漁る手が震えている、

こんな生きた心地しないことない。



ポリスがまだ何人もバスを歩き続けている、


ポリス「何か盗られてないか確認しなさい!」

俺「今見てます!!」



ふぅぅ、ある! 

たぶん大丈夫だ、何も盗られてない、、

本音はもう1度、宿に着いてからでも確認しないと安心できないくらいである。



ん、子供達が居ない、

キャップ帽子の横に全員移動していた。


ポリスがバス中を細かく調べ始めているようだった。


俺も何気に椅子の下とかを周りをみてみると。。。  


あっ!!! 

子供達が座っていた椅子の下の奥に何かがある!!!



デジカメだ!!  



俺「ここにカメラがあります!!この下にありました!!」


トシ君がもう1人のポリスと話している、


トシ君「あの緑の奴が怪しいです! グルですよ!!」

(トシ君!! ナイスちくり!!)


ポリスが緑のシャツの男に歩み寄る、

1,2言喋り、持ってるバックを確認して手錠を取り出した。


俺達の目の前で緑のシャツの男は手錠を掛けられた。


ヨコシマのシャツの男も当然の如く逮捕されたようだ。


ヨコシマのシャツが盗って、何人かの仲間にパスをする手口。


きっと、最初に俺が疑って降りて行った男も共犯。



もちろんキャップ帽子の男も。



そのキャップ帽子の隣に座る子供達も共犯。



だって、見てたんだ、、俺は。。。



何回も子供達が何か椅子の下にある物を拾おうとしてたの。


俺は飴でも落としたんかなぁって、

奥に入って取れないんだなって何気にみてたんだ。




子供達はキャップの男の横に黙って座っていた。


バスが走り出した。


ぼーっとしてた、疲れてたんだと思う。



あ、、、

いつの間にかに子供達が居ない。。


降りたんだ。。。


(5,6歳くらいだったなぁ。。。)

子供達がどこで降りたのか分からなかった。



俺達がニカラグアで

最後に乗った

バスはこんなんだった。







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