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2013-03-03

オーストラリア 9 INシドニー

6年前にワーキングホリデーで訪れたオーストラリア。


ギリホリ(30歳ギリギリでワーホリに来ること)ってやつで、

色んなファームで働いて車買って、

オーストラリア1周して、

それから俺の人生は旅漬けとなっていった。



ずっと行ったことない国ばかり旅をした、30カ国位。


俺の人生観を変えてくれたオーストラリア。


俺は良く変えてくれたと思ってる。


このシドニーから俺の旅が始まった。



そしてまたシドニーに帰ってきた。

(今のシドニーはどうなってるんだろう?!)心でそう思ってしまうよね。




もちろん行き先はキングスクロス。


6年前のキングスクロスはジャンキーが道路の真ん中で寝て、


ストリップ店の窓ガラスが割れ、注射器が落ちていた。


土曜日の深夜は1人がビール瓶を割るとそれが連鎖し、

何百本もの瓶が割れる音が宿まで聞こえ、パトカーのサイレンが鳴り響いた。


とにかく治安の悪い場所だが、シドニーでは宿が1番安いのだ。

ところが、キングスクロスに着いて直ぐに大誤算に気がついた。

(忘れてた。。 年末年始だった。。。!!)


どの宿もベットは空いてないし、

やっと見つけたら1泊100$とかぬかしやがる!

探し回ったが全滅状態。。

Tシャツもびっしょり。

使うことのない捨てれないテント、バックパックの重さが憎く思えてきた。


そうだっ、、!

ちょっと離れるが以前、

泊まったことのあるシティリゾートに行ってみよう。



さっき断られた宿の談話部屋に勝手にバックパックを置いて向かった。



あった!!


潰れてなかった、正直無かったらどうしようかと思っていた。


なんと、奇跡的に1ベット空いてる!

ドミトリー1泊50$、6日分払って300$

高すぎるが文句言えない。



バックパックを取りに戻ると宿の人が荷物の前で仁王立ちしてた。

(うわぁ、怒られそうだなぁ。。)

俺「ごめんなさい、やっと宿探せました。」笑顔をみせ汗を拭った。

何か言いたそうだったけど、宿の人は良かったなって言ってくれた。


この宿も昔、泊まった思い出ある宿。

いっぱいの出会いと別れがあった。

泊まり最中にいきなり宿が潰れて出て行けと言われた伝説の宿だった。

結局、ここは宿として生き続けていたんだ。。



今のキングスクロスはと言うと、

警察やレンジャーが常に見回り昔の治安の悪さが嘘のようだった。

週末は日本人の女の子だけのグループが踊りにこれる程。

まぁ、相変わらずキングスクロスでは何でも手に入るらしいが。



宿には日本人がいなくシドニーに着いてから1人ぼっちだった。


侍もきっとシドニーに来てるはずだが、シドニーは広いしなかなか会えない。


1人って珍しい事だ。


いつも旅は周りに人が居てそれが当たり前になってた。


寂しがり屋なんだって思う、1人でも強くってもちろん思うけど、

やっぱりみんなと大切な人と一緒に笑いたいって。


年越し花火を見に行くのも1人。


オーストラリアの好景気を象徴する昔みた花火よりもでかく綺麗な花火。


あまりにも多い人に疲れてベンチで休んでると、

ケアンズで知り合ったミチ君と偶然の再会は嬉しかったなぁ。




たまたまスーパーのレジでジャンベ使いのソウヘイ君と出会い、

彼とシドニーでバスキングする事になった。



そして侍との再会も近づいていた。

結局のところ旅ってやつはこの普段会えない人達との物語が面白いのである。

2013-02-16

オーストラリア 8 バイロンベイ最終章



いきなりの警察の持ち物検査、


しまった、、うかつにもパスポートを持っていない!



自分達のブッシュキャンプの場を警察に踏み荒らされる事となってしまった。


警察は念入りにバックパックを漁り見ていった。



警察「ミスターワタナベ、この場所から近いうち出て行くんだぞ!」


俺「はい、近いうちに。。」



バイロンでは大きく2箇所、ブッシュキャンプしてる人達がいた。



別のブッシュキャンプ場にレンジャーが一斉捜査。



ブッシュキャンプしてた全員追い出されたという噂を耳にした、

(俺達の場所も時間の問題だなぁ。。。)



そんな中、仲間との別れがやってきた、


ユウスケ君が日本に帰っていった。


ユウスケ君のテントだけがブッシュマンズキャンプに残った。


1人減るとやっぱり賑やかさが変わってくる。



侍「聞き上手のユウスケがいないとなんかなぁ。。」

(確かにユウスケ君が侍の話を1番聞いていたなぁ。。)



おけいはんの帰国も近づいていた。



仲間の別れと共に、

このバイロンでのブッシュキャンプ生活も終わりが近づいていた。




朝の8時くらいだった、


警察の手はとうとう俺達のブッシュマンズキャンプに伸びてきた。



警察は問答無用、事務的にキップを切った、



110$



侍は昼間から焚き火を始め、そのキップを燃やしてた。

(ここもまた離れていかなければならない。。)




侍が最後、オリジナルソング、キャンプを歌った。


俺達はただ黙って聞いた。



今までで1番心に沁みたキャンプ。



いつまでも同じ場所には居続ける事はできない、それが旅なんだ。



今思えば、キャンプ聞いたのがこれが最後だったな。。



最後のキャンプ聞き、侍と国くんがバスまで見送ってくれた。



おけいはんがゴールドコーストから日本に帰るのを見送った。



1ヶ月近く一緒にいたメンバーがバラバラになった。



何かポカンと悲しくなった、



ビーチの目の前で野宿、火を囲み、歌い、食い、笑う。


ここバイロンベイで過ごした日々は決して夢じゃなく現実だったんだ。



俺はオーストラリア最終地となる、シドニーに向かった。

(きっと侍もシドニーに向かってるはずだ。。)



もうブッシュキャンプはすることはないだろうが、


侍にまた会えるって思うと少し悲しくなった心が弾んだ。








2013-01-15

オーストラリア 7 INバイロンベイ編



侍は毎晩、髷を結い働きに行っていた、



こないだのキャンピングカー事件のお金をしのちゃんに返す為もあるからだ、



順調に稼いでいるようで返すのも時間の問題だろう。




毎晩起こす焚き火がどんどん大きくなっていった。



5人で気合を入れてでかい木を運んできては燃した。



毎日、宿代が浮いているから



ご飯は贅沢にとある日、鳥を1羽焼いて食べようって事になった。




料理長、国くん。



みんなで木を組み土台を作る、



土台ができて次は


鳥のケツに木を突っ込みその木を土台に掛け吊るす。


モンスターハンターの肉焼きの実写版である。



3時間も遠火で焼きに焼き、気が付くと辺りは真っ暗だった。



みんな「美味い!! 美味しい!!!」



外はパリパリ中はジューシー信じられない美味さであった。


おけいはんは毎日ジェラートアイスに夢中だ、


20種類以上ある中からいつも2つ選び食べていた、


美味いが甘すぎて甘すぎて、



でも選ぶという行為が1番楽しい時間で結局俺も買ってしまうのだ。




アヤちゃんの車でヒッピータウン「ニンビン」に日帰りで出掛ける事となった。


その朝、ブッシュを出て細道を歩き待ち合わせ場所に向かう途中、



んっ、、あっちから3人歩いてくる、


挨拶してきた、い、いやっ!



警察手帳を見せてきた!

ポリス「全員、持ち物検査だ!」




とうとうこのブッシュマンズキャンプにも警察の手が伸びてきたのだ。








2013-01-11

オーストラリア 6 INバイロンベイ



ホワイトヘブンを後にした俺達は、



25時間バスに乗り続け、聖地バイロンベイに着いた。


バス代は2万円、今のオーストラリアは非常に高くなっている。



ちょうど近くにいたユウスケ君が迎えに来てくれた



今、侍と国くんと3人でブッシュキャンプしてるようだ!



線路道を歩く、
(いったいどこまで歩くんだ。。)


ジリジリと暑い、汗がにじみ出る。



細道を通りブッシュに入っていく、



ここかぁ!!



(あっ、侍っ!)

侍が普段は見せない嬉しそうな笑顔で迎い入れてくれた。



ここが第2の村、その名もブッシュマンズキャンプ。



ユウスケ君と国くんと侍で新曲を作っていて、


なにやら楽しそうにすごしているようだ。



歩いて1分、目の前には海が広がる。


サーファーが波に乗り、トップレスの美女が歩いている、



こんな最高な場所に無料で住めるなんて!



問題は水汲みが遠いのと、あとは虫が多いってことだった。



相変わらず侍は毎日泳いでいる、本当に気軽に泳げるのだ、


日によって違うが波が強烈な日は何度もふっ飛ばされ海水を飲んだ。


食べた食器を海水で洗うのが日課であった。



生活に馴染んできた頃、ユウスケ君と国くんが虫に刺されたと言う、



米粒位のダニで刺し方が見たことも聞いたこともない虫だった。



刺された2人はヤバイのがいるんだよと話している、


頭と2つの角?を体内に突き刺し、どんどん身体を侵食し、


米粒大の身体だけが表面に残る。


その身体を掴み取るのだが、肉が伸びるほど引っ張らないと取れないらしい。



侍はその話を聞いていたが全く刺されていないようだ。


俺もおけいはんも、まだその時は刺されていなかった。



朝みんな自然に起きて、みんなで泳ぐことが多くなってきた頃、




ふと、違和感を感じた。。。



なんか、お尻の穴の辺りがチクチクする、、

(まさかな。。。)



おけいはんに鏡を借り、見てみるが、よく見えない、

(穴にだいぶ近いぞ。。オデキのような物が出来てる。。)



こんなの全然今まで無かったぞ、、

(見えない。。、だめだ、でもなんか痛い。。。)



おけいはんを呼び、


ユウスケ君にも国くんにも来てもらって見てもらう、



M字開脚して見てもらう、(恥ずかしいとか言ってられない!)



皆が、例のダニだと言う!!

(またなんて所に刺してくれたんだっ!)



穴から1cm位の場所で一人で奮闘したが場所が場所だけにすんごい痛い!



なかなか取れない!



中途半端さが良くなくて、引っ張った後にダニは深くに攻めてくるのだ。



(痛、イタタタ~う、ううう~ん!! ぐぅ~いてぇ~)



本気でいかないと抜けないっ!!!


と、取れたっ!!!



俺「ちょっと海で消毒してくるわ~」



海から上がり、ゆっくりしていると。。。



ん、




んんん?



また何か違和感を感じた。。。



今度は前だ、オイラの息子辺りが気になるぞ、、、、

(まさか、まさかなぁ、、)



ズボンをちょっと下げ、根元を見てみると、、居たっ!



もう勘弁してくれよ、なんでそんな変なとこばかり。。





海から帰ってきた俺がまた騒ぐ、みんなは笑っていたが、



それどころじゃない、また抜かな。。



俺「また海に消毒行ってくるわ~」


みんな「いってらっしゃーい」



そのあとおけいはんが首を刺されていたが可愛いもんだなって心で思った。






2013-01-04

オーストラリア 5 キャンピングカー編


俺達の借りたキャンピングカーは推測だが、


1000万よりも高いと思う、いや、2000万よりも、


だって8人乗ってもまだ乗れる広さだもん。



ソファーがあってベットもあってキッチンもトイレもある。



乗り捨てされたこの車をブリスベンに戻すという条件。


特にお金も必要なく、ほぼガソリン代のみで


2000㌔以上先のブリスベンまでの旅が始まった。



キュランダを出て山道を下っていく、


眺めのいい場所に車を止める。



ここは6年前に旅してた時にも車を止めた場所だった。

(確かこの山道で煙を出してここで車を休めたんだったな。。)



侍「俺が運転してもいいかな? 無免許だけど!」


みなまだ出発したばかりで浮かれすぎてたのかもしれない。。



ケアンズの町に着いたようだ、、



寝てる人、景色を楽しむ者、話して盛り上がってる者。


車が広すぎてなんか落ち着かなかった。



後ろのU字のソファーに寝転んでいると、、



突然揺れと凄まじい音が!

「バキッ!!!ガガガガッバキッ!」


(ええええぇぇ??!)

こんな破壊の音を聞いたことあるだろうか?!



なんか青ざめてきた、、 車から飛び降り廻り込んで。。

(うわっやばい、これはとんでもないぞっ)



キャンピングカーもとんでもない事になってるが、


それよりパーキングメータがグチャグチャでひん曲がっている。



俺は迷わず、車に戻り「行こう、行こう、とりあえず行こう!!」


変な汗も出てきた、みんな本気でチーンってなってる。



いつも元気な侍が1番後ろのソファーで小さくチョコンと座ってる。


完全消沈である。



そういえば、さっき無免許って言ってたけど、、


まさか国際免許が無いだけで、免許はあるよね?侍。



みんな同じ事思っていたけど、誰も小さくなってる侍に聞かなかった。



車を止め状態を見てみると皆、言葉もでない。



しのちゃん「保険に入ってたからとりあえず電話して聞いてみるね」



えっ? 保険入ってたの??



立山で同じ職場で、偶然キュランダで一緒になった、しのちゃん。


侍の後に平気な顔して運転したり、


全く動揺すら見せない彼女は格好良くみえた。

(凄い肝っ玉もってんな~)



しのちゃん「今聞いたら、そんなにお金掛からないと思う!」



正に今1番欲しい言葉だった。



水を得た魚、いや侍か。



侍「ほらっ、みんな! 手を出して!!」

(なんなんだ?! この移り変わりの早さは、もう元気になってる!)



みんなの手を重ね侍が声を出した。



侍「もう俺は運転しないからよろしくお願いします!」



俺「当たり前だよ!」

(みなが当たり前だよって思ったに違いない。)



なんかこの事件でみんないい奴らだなーって思ったな。



侍はそのあとは国くんと一緒に歌ったりしてる内に師弟関係が築き始めていた。



ミッションビーチに着くと看板に「NO キャンプ」と書いてある。


侍「NOってことはキャンプ大丈夫って事じゃん!!」

(もう7、8回もキュランダで警察来てたし、感覚麻痺してるなー)



南に、南に俺達のキャンピングカーは走っていった。



車を止め、彩雲広がる夕日をみんなで眺めた。



スリリングな旅が続く中。




一緒にブリスベンまで流れたいけど、、



途中に世界一の海があるんだ。



世界遺産のグレートバリアリーフ、



ウイットサンデー諸島のその名もホワイトヘブンビーチ。


近づくにつれてまた見てみたい気持ちが抑えられなかった。


そして、最近ポイを教え始めた、


おけいはんと共に2人でキャンピングカーを降りる事にしたのだ。



たった2日のキャンピングカーの旅だったけど、


本当に濃い旅だった。


みんなありがとう。


またみんなに追いつくよ!











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